冷凍のシーラカンス
2015-10-21


熱海の温泉宿に泊まりました。初めてです。
滞在時間は短かったものの、宿の窓から夜景を楽しんだり朝の散歩で温泉街の雰囲気を感じたり、なかなか心地の良い場所です。
活況を呈していた時代と比較すると現在は来訪者が減少し、いくぶん静かになっているかもしれませんが、熱海には、植木等の映画のワンシーンを思い浮かべてしまうような味わい深い風情を感じました。

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夕食の刺身
包丁の入れ方、盛りつけ方。主張することなくまったくの普通です。
板前さんの気づかいと素晴らしい仕事ぶりが伝わってきます。

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アジの干物は朝ごはん
温泉宿でのお約束は固形燃料です。固形燃料は旅情を引き立てる大事な要素だと私は考えます。
鍋ものなどで途中で燃料が尽きてしまうことがあります。そんなときは女中さんに追加の燃料を頼むことになりますが、こうしたやり取りが良き思い出の1ページになるものです。


翌日は沼津港深海水族館に行き地学と魚類の歴史を学んできました。
[URL]
沼津港深海水族館
この水族館はシーラカンス・ミュージアムとも呼ばれており、5体のシーラカンスの標本があります。3体は剥製、2体は冷凍保管です。

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シーラカンスの剥製

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冷凍もののシーラカンス
三菱重工冷熱株式会社のwebサイトに冷蔵庫の記事が載っています。
[URL]
世界唯一の冷凍シーラカンス | 三菱重工冷熱株式会社

古生代から中生代にかけての大量絶滅、中生代から新生代にかけての大量絶滅。この2度の大量絶滅を経ても存在しているシーラカンスは文字通り生きた化石かもしれません。
繁栄を誇った恐竜が存在したのは中生代です。当時とほぼ変わらぬ形態で現存しているとは本当に不思議です。深海にはまだまだ未知の生き物がいそうです。どんな発見があるのでしょうか。興味が尽きません。

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